百円ショップの老眼鏡

世は不況の真っただ中。こんな時代、100円ショップはまさに庶民の味方と言っていいでしょう。お店にいくと、沢山の商品が所狭しと並び、なんでこんなモノが100円で売れるのかと不思議に思うモノの数多くあります。

だから、嬉しいと思う反面、ホントに100円で大丈夫なのと、ちょっと疑問に思ってしまうモノもあります。例えば、サングラスや老眼鏡などのメガネ類。100円で、陳列棚に飾られているのを見ると、正直、不安な気持ちにさせられるのです。

学問的に言うと、目というのは、実は、脳の一部なのです。つまり、網膜という眼の部位は、脳の一部が突出し、体の外へとむき出しになった神経なのだということです。

そんなところですから、ほんの小さなゴミが目の中に入っただけでも、痛いのは当然とのこと。そんな過敏で繊細な目を補助するものとして、100円のサングラスや老眼鏡で大丈夫なのと思ってしまうのは当然なことです。

また、目が果たす機能である視覚は、他の聴覚、味覚、臭覚、触覚と比べても大変に大きく、人が得る情報量のおよそ80%~90%とも言われております。

過敏であり繊細でもあり、また機能面からしても、もし眼の具合が100円のサングラスや老眼鏡を使用することによって、悪くなってしまったらと思うと安心して購入することなど出来ません。

普通のメガネショップで、老眼鏡を購入するとしたら、安くても1万円から2万円程度はします。それがちょっと凝ったフレームなどでセットにすれば、それこそ10万円や20万円が当たり前といったところ。では、なぜ、100円ショップは、100円で老眼鏡などを売ることができるのでしょうか。その答えは、実は、それほど難しいものではありません。

要するに、100円ショップのメガネ類は、目とレンズの間の距離も、目と目との間の距離も、鼻あての高さも、大雑把にしか作っておらず、しかも、検査もナシでショップに並んでいるというわけです。

このため、サイズの合わない服をムリやり着せられて生活していれば、体がギクシャクしてくるようなもので、100円メガネも、ムリに使い続けていれば、目そのものには大した影響はなくとも、目の疲れは当然として、肩こりや頭痛の原因となってしまうのです。